看護部長のあいさつ
入院患者さまの高齢化の中で、チームで自立支援をサポートするとともに、希望される生活環境へ退院し生活が継続できるように退院支援に取り組んでいます。
また、患者さまの力を落とさない対応は看護が主軸であることから、看護師ひとりひとりのベッドサイドケアが非常に重要だと考えています。そのためには働き続けることができる環境、学び続けることができる体制の充実を大切にしています。
看護部の理念
私たちは、患者さま一人ひとりの思いに寄り添い、信頼される看護を提供します。
看護部の基本方針
1.安全を守り、安心できる看護を提供します
2.個別性を尊重した創造性豊かな質の高い看護を提供します
3.高い倫理観に基づいた、意志の尊重と自己決定への支援ができる看護を提供します
4.地域包括ケアシステムを理解し、連携体制を構築します
5.社会の変化に柔軟に対応し、組織の発展と健全な経営に参画します
2024年度看護部の活動目標
“患者さまの生涯に寄り添える看護をします”
1. 安全で質の高い看護の提供
2. 看護の立場で病院経営に積極的に参画
3. 地域包括ケアの推進
4. 働きやすい職場環境つくり
看護単位別看護の概要
東2階病棟 40床 (整形外科・ リウマチ科)
リウマチ・整形外科中心の病棟です。 2018年から人工関節センターが開設され、本格的な稼動が開始しました。 人工関節の手術は、主に股関節、膝関節が中心に行われています。 術後の腰痛予防のため3時間経過すると端座位も可能です。 また、一人の患者さまが一回の手術で左右の関節を同時に手術されるケースもあります。 私達は、クリニカルパスを使い、統一した医療、看護を行うことで患者さまに安全と安心を提供しています。術後の経過が良好でリハビリも順調に進み退院されていく患者さまの笑顔に喜びを感じ、元気をもらっています。
東3階病棟 41床(障害者病棟)
障害者病棟で、整形手術後のリハビリや日常生活上の援助が必要な患者さまが入院されています。 また、内科で慢性疾患の治療や、 終末期の患者さまもおられます。
それぞれの患者さまの支援を行い、 退院支援では在宅での生活が円滑に行えるように退院支援カンファレンスを行っています。
また、生物化学的治療の方も入院されており、 異常の早期発見や生活指導を行い、患者さまが安心して治療が継続できるように支援しています。
西2階病棟(地域包括ケア病棟)
急性期治療を経過し、 すぐに自宅や介護施設(在宅復帰強化型)へ退院することに不安がある患者さまに対して、医師・看護師・専従理学療法士・薬剤師・管理栄養士・メディカルソーシャルワーカーなどが協力し、患者さま・ご家族とともに在宅復帰に向けて、安心して退院していただけるように支援しています。 入院期間は60日を限度としています。 一般内科やリウマチ整形、整形外科手術後の患者さまが多く、看護必要度転入時より退院後の生活を見据え、退院支援を行い、患者さまが安心して住みなれた地域で生活できるように調整しています。
中央手術材料部
2016年1月より股関節、膝関節、また肩関節、肘関節、足関節、手指足趾関節を中心とした人工関節センターが設立となりました。 手術部スタッフも人工関節の知識と技術を習得するため日々研鑽するとともに、術前から術後のかかわりを通して患者さまが安全に、安心して手術が受けられるよう努めています。
外来
整形外科外来では、平成28年1月人工関節センターが開設され、初診から入院までの術前サポートにおいて、患者さまへ十分な情報提供が行えるよう努めています。
また、内科外来では、CDEJが患者さまの治療をサポートし、フットケア外来で看護の専門性を発揮しています。 看護師、 医療クラークとも、常に患者さまの立場に立った対応ができるよう心がけています。
看護体制
1. 看護単位 : 5単位 3病棟と外来・手術室
2.入院基本料 : 10対1看護 (東2病棟東3病棟) 13対1看護 (西2病棟)
3. 看護方式:PNS (ディパートナー) +夜間固定チームナーシング
4. 勤務体制 : 病棟 二交代制 (日勤 : 8:30~17:15 夜勤:16:15~翌8:45)