人工関節センターについて
設立の目的およびご挨拶
一般財団法人甲南会 甲南加古川病院に、2016年1月をもちまして股関節、膝関節、また肩関節、肘関節、足関節、手指足趾関節を中心とした人工関節センターを設立いたします。
当院 人工関節センターの大きな特徴は、前身の国立加古川病院からの長い歴史と関節リウマチセンター として地域医療に携わってきたことにあります。股関節、膝関節の下肢大関節のみならず、上肢関節、手指、足の人工関節置換術を多数行ってきました。1970年1月から2015年10月までに施行された人工関節手術の総件数は4173件であり、下肢大関節である膝関節については1654件、また股関節については905件になります。
人工関節置換術を受けられる患者さまが、安全ならびに快適な術後生活を送れるように、整形外科医だけでなく、外来、入院病棟、手術部、リハビリテーションの部門で構成されます。リハビリテーション専門医、理学療法士、作業療法士、専門外来看護師、手術看護師、病棟周術期看護師のスタッフがチームとなり、患者さまへのケアをしていく総合医療にあります。
当センターは、年々進歩し続ける人工関節手術、およびそのリハビリテーションに関して、最新の知識や技術をいち早く取り入れ、チーム間で共有し、患者さまにより良い医療を提供することを目的としています。
このため、当センターの医師、各部門のスタッフは人工関節についての知識と技術を習熟するため、合同カンファレンスや学術活動、院外また海外研修に取り組み、日常診療業務に取り入れています。
股関節、膝関節をはじめ、全身の関節の痛みや変形でお困りの際には、お気軽にご相談ください。人工関節術後の患者さまの生活指導、相談も受け付けています。
センター長 寺島 康浩
副センター長 立石 耕司